ヴェニス
いわずと知れた大観光都市。
列車は町の入り口までで終わり。車も一角にしか入ってこられず、街中は水上交通のみ。バスも、タクシーも、警察も、そして暴走族も。人々がみな船のスピードで生活している。
ボートに乗ってしばらく沖に出るところに小さな島々が点在している。ガラス工芸の盛んな島に行ってみた。有名なベネチアングラス。もちろん購入は出来なかったけど。
別の島では、港町にある家々が、すべてがまちまちのパステルカラーで塗装されている。人々のセンスに感嘆する。
とにかく街の雰囲気がとてもいい。ジェームスボンドが駆けまわったり、スパイダーマンが壊しまくったりする雰囲気では全くなく、ゆらゆらとした水辺が街のどこにいても近くに感じるせいだろうか、時間がゆったり漂っている。
ここでは日本人の女性留学生に出会う。今までの旅のことを話したら、いたく感動してくださって、ぜひともとレストランでごちそうになる。夕暮れの水辺のカフェ。話は弾んでいい雰囲気。
食後、 映画「ビフォア・サンセット」のようなことにはならず、一人さみしく安宿に帰った。
コメントをお書きください