ナポリ
ローマからナポリへ移動。南下するごとに危険度が増す気配を感じる。ここは通過地点として、目的地はカプリ島の青の洞窟だ。
街の中心のマーケットでおいしそうなチェリー系の果物を買う。威勢のいいおばさんが新聞紙を要領よくクレープ上に丸めて、チェリーの山からがっぽり入れてくれた。これをつまみながら散策。
街角では大道芸人に人だかりができている。身を乗り出してみていると、後ろからやたらと体を寄せ付けて押してくるやつがいる。なんか変な奴だなと感じふと見ると 僕のバックに手を突っ込んで、まさにカメラを取り出そうとするところではないか!これはいかんとそいつの腕をグイっと握り捻り上げると、2―3人がさっと走り逃げていった。グループでの犯行だったのだ。
これが唯一のいわゆる危険な体験だったかな。何とかのなにも盗まれず無事であったが、後で聞いたところによると、大道芸人本人もグルであることがあるそうだ。気をつけましょう。
夕方になるとなんだか腹痛が、だんだんひどくなる。マーケットで買ったチェリーのせいだ。
これもあとで知ることになるが、マーケットで買った果物・野菜などはそのまま食べてはいけません。いったん塩水につけておくと、しばらくして細かい虫がうじゃうじゃ浮いてくるもことも。日本みたいに安全な食べ物ばかりではないので注意しましょう。
自己責任。 腹痛はひどく脂汗まで出始めて、このまま死んでしまうのかもと思いながら、腹を抱えて寝入ってしまった。
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